IIS7.0、7.5でネットワークドライブ上のWebアプリケーションを実行する方法
目的
ネットワークドライブ上にアプリケーションを設置することで
共有して使用することが可能になり、修正後の再配布の手間も省くことができます。
ネットワークドライブ上のWebアプリケーションをドキュメントルートとして設定
設定について
下記条件を想定します。
サイト名:site1
ドメイン:site1.jp
ドキュメントルートのネットワークドライブパス:\\fileserver\wwwroot\site1
アップロードファイル保存先:\\fileserver\data\site1
アカウント:testsite
パスワード:testsitepass
1.サイトの追加
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- 「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー」を起動
- 「サイト」⇒「Webサイトの追加」
2.追加するWebサイトの設定を入力
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- サイト名:site1
- 物理パス:\\appserver\wwwroot\site1
- ホスト名:site1.jp
このままでは物理パスへの接続権限が設定されていないため、「接続」をクリック、特定のユーザーを選択、「設定」をクリックしてパスへの接続情報を入力します。
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- ユーザー名:testsite
- パスワード:testsitepass
3.アプリケーションプールの実行権限の変更
ファイルアップロードの操作などがあり、アプリケーションサーバ以外へファイルの保存が発生する場合は
アプリケーションプールから保存できるように保存を行うパスへの接続権限の設定が必要となります。
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- 「アプリケーション プール」⇒"追加したWebサイトの設定されているアプリケーションプール名"⇒「詳細設定」
※IIS7.0/IIS7.5の場合はデフォルトで入力されたサイト名となります。
- 「アプリケーション プール」⇒"追加したWebサイトの設定されているアプリケーションプール名"⇒「詳細設定」
「プロセスモデル-ID]を"ビルドイン アカウント"から"カスタム アカウント"へ変更し接続情報を入力します。
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- ユーザー名:testsite
- パスワード:testsitepass