IISのログをSQL文のように取り扱える便利なツールについて

こんにちわ。
エンジニアのR.Nです。

今回のテクヤンは、IISログから調査を行う場合に、
Log Parserというツールを用いて、ほしい結果を、SQLコマンドを使用して、
取得できる方法をご紹介致します。

1.Log Parserとは

構造化照会言語 (SQL) に似たクエリを使用して、ほとんどすべての形式のファイルから情報を抽出することができる、強力な汎用ツールです。
Microsoftが提供しているツールになりまして、以下のURLより、ダウンロードすることができます。

3.Sample.txt

SELECT
  Total,
  Uri,
  Date,
  Time
USING
  Count(*) AS Total,
  cs-uri-stem AS Uri,
  date AS Date,
  time AS Time
FROM
  IISログファイル名.log
WHERE
  Uri = '/' AND
  Time >= TIMESTAMP('00:00', 'hh:mm') AND
  Time < TIMESTAMP('23:00', 'hh:mm')
GROUP BY
  Uri,
  Date,
  Time
ORDER BY
  Date,
  Time DESC


※説明
 「/」へ「00分〜230分」の間にアクセスされた回数をカウントする集計関数です。

4.使い方

上記のサンプルSQLプログラム(Sample.txt)を、Log Parserをインストールフォルダ(同階層)へ配置します。

5.実行方法

1.LogParser.exeをコマンドラインから実行します。

 コマンド:LogParser file:Sample.txt -i:IISW3C > C:\temp\出力ファイル名.txt -rtp:500

6.パラメータ

  -i:入力形式(-i:IISW3C IISログという意味)
  -rtp:取得結果で一度に表示する件数(-rtp:500 500件表示という意味)

7.結果

URI Total
--- -----
/   XXXX

統計情報:
---------
処理された要素: XXXX
出力された要素: 1
実行時間:       XX.XX 秒

※説明
 結果ファイルが出力されました。